運命と宿命2

ときおり

類は電話で誰かと話している

「いや……それはできないよ」

類は「うん」とは言わない

頑なに

何かを断っていた

たぶん

花沢家の誰かなのかもしれない

類もそろそろ

家を継ぐ年齢になっている

戻ってこいと

きっと言われているのだろう

でも類は

あたしとの暮らしを選び

家具職人として

輝く毎日も送っている

最近の類は

いつも迷いがあるような顔をしている

そんな類の力になれないのが

なんだか歯がゆかった

にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加