二人の試練 2

「俺はつくしと一緒にいたいから

自分で何か仕事を始めようと思うんだ」

いつもはおっとりしている類だけど

今日の目は

すごく鋭くて真剣だ

類がどれだけの思いで

あたしと一緒にいてくれるのかを知って

胸が熱くなる

類は日本でも有数の

大会社の息子だ

好きという気持ちだけでは

一緒にいられないということを

あたし自身も分かっていた

類をどんなときでも支えたい

学生時代もずっと

バイトに明け暮れているあたしだ

あたしだって働いて

家計を支えたい

ほんの少しだけど

おぼろげな未来に

光が見えてきた

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