純愛セレナーデ12

「ね、俺と結婚しよ?」

微笑む類の顔が

窓からの日差しに照らされて

本当に本当にキレイだった

結婚……?

夢みたいな話だ

あたしだって

類と結婚したい

類と結婚できたら

本当に、天に登るような気持ちだ

でもあたしは貧乏で

類は一流家庭の息子

釣り合うはずがないのだ

あたしは

嬉しい気持ちもあったが

悲しい気持ちの方が大きかった

「結婚……か」

あたしはため息をついた

素直に

あたしも結婚したいと言えたら

どんなに楽だろう

「大丈夫だよ、つくし」

「俺は何があっても一緒にいたい」

うん

あたしは

類の胸で、小さく頷いた

未来はおぼろげだけど

今だけは確かだ

類の温もりを

ずっとずっと取っておけたらいいのに

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