純愛セレナーデ4

「類〜、牧野さん〜!」

え?

これは静さんの声?

「もう静ったら

ここには来るなって言ってあったのに」

類は困ったような顔で

あたしに謝った

少し気まずいけど

静さんが家に上がるのは構わない

玄関をあけると

静さんが立っていた

すごくきれいで

やっぱり言葉を失ってしまう

「牧野さん

急にごめんなさいね」

「類がどんなところに暮らしているのか

見てみたくなっちゃって」

「どうぞどうぞ

狭いところですが」

あたしは精一杯の笑顔で

静さんを迎え入れた

でも内心

こんなキレイな静さんを見たら

類の心がまた動いてしまいそうで

怖かった

お茶を入れに

キッチンに行ったけど

手が震える

もう負けない

強くなるって決めたのに

あたしの心は

簡単に揺らいでしまった

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