心変わりの季節4

あれから類は

何日も帰ってこなかった

類がいない部屋

類がいない食卓

これが普通になって

二人で暮らしていた時のことが

まるで夢だったように感じていた

類が誰といるのか

それを考えるたびに

胸が痛む

類が世の中で興味を持つ人は

あの人しかいない

静さん

悔しいけど

すごく悔しいけど

静さんには敵わない

だから

今のあたしにできるのは

部屋で類を待つこと

信じること

ツラい

苦しい

悲しい

感情がジェットコースターのように

動き続けている

あたし

気付いたらこんなにも

類が好きになっていたんだ

感情のぶつけ先がなくて

ただただやるせない

チャイムの音が鳴ってほしい

それしか今は考えられなかった

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