桜咲く頃12

穏やかな暮らしが続いていた

花沢類が持つ空気は独特で

せわしなく生きてきたあたしは

本当に癒やされていた

こんな安らぎが

ずっとずっと続くと思っていた

でも

やはり、しあわせは長くは

続かないのかもしれない

家出した花沢類を心配して

花沢家が動き出したのだ

すぐに居場所は突き止められ

「戻ってこい」との手紙が届いた……

「そろそろ戻ったほうがいいよ」

もっと一緒にいたいのに

心とは違った言葉が

口から出てくる

寂しい

行かないで

そう言えたら

どんなによかっただろう

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